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トールマン・TG185は、ロリー・バーンが設計したF1マシン。トールマンがシーズンに使用した。エンジンはハート 415T、直列4気筒ターボエンジンを搭載しを発揮した。 シーズン、チームはタイヤ供給の問題で開幕3戦に出場できなかった。前年シーズン、チームはピレリタイヤを使用してシーズンインしたが、途中でピレリとの契約を解除しミシュランタイヤに変更した。ミシュランは1984年末にF1から撤退し、チームはグッドイヤータイヤを使用する協定に参加することができなかった。また、前年の経緯からピレリとの再契約もならなかった。スポンサーのベネトンがスピリット・レーシングを買収し、スピリットが使用していたピレリタイヤとの契約をトールマンに移すことでようやく4戦目のモナコから参戦可能となった。 TG185は使用するタイヤと改訂されたリヤサスペンションを除いて、前作TG184と基本的に変わりは無かった。当初はテオ・ファビの1台体制であったが、第10戦のオーストリアからピエルカルロ・ギンザーニが加わった。ファビはニュルブルクリンクでのドイツグランプリでチーム初そして唯一のポールポジションを獲得した。ファビのタイムは金曜のセッションで出された物で、翌土曜日は雨のためタイム更新できたドライバーはいなかった。レースでは不幸にもクラッチスリップのため第1コーナーまでに10位に沈んでしまう。その後はクラッチトラブルのため29ラップ目にリタイアした。 TG185はトールマングループ・モータースポーツの最後のF1カーであった。チームはメインスポンサーのベネトンによって買収され、シーズンからベネトン・フォーミュラと改称された。前年の、チームは16ポイントを得て(アイルトン・セナの3度の表彰台を含む)コンストラクターズ7位であったが、はポイントを得ることができなかった。TG185は総じて信頼性に欠け、ファビがフランスで14位、イタリアで12位に入った以外完走できなかった。 トールマンが買収されたことで、TG186と計画されていた用の車はベネトン・B186と改名された。B186はBMWエンジンを搭載、を発揮し、ゲルハルト・ベルガーのドライブでメキシコで勝利した。 ==F1における全成績== (key) (太字はポールポジション) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「トールマン・TG185」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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