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ドイツ国[どいつこく]
ドイツ国(ドイツこく、〔ドイチェス・ライヒ〕)は、1871年から1945年にかけて中央ヨーロッパに存在した国家。現在のドイツ連邦共和国の前身に当たる国家で、ドイツ統一から第二次世界大戦におけるドイツ敗北までの74年間におけるドイツの正式な国名である。 == 名称 ==
「ライヒ("") 」というドイツ語は、元来「一人の支配者が治める国家」という意味であった。いわゆる神聖ローマ帝国〔フリードリヒ3世〜マクシミリアン1世以降、「ドイツ人の神聖ローマ帝国」 ()。この国号の「ドイツ人」(ドイツ国民 Deutscher Nation)とは、ドイツ語の話者全体ではなく、諸候、都市、騎士といった帝国身分のことを指している(坂井榮八郎『ドイツの歴史百話』84頁)。〕において初めて用いられ、単に「ライヒ」を用いた場合には「帝国」を意味する「エンパイア」の語源であるラテン語の「imperium」(インペリウム)とほとんど同義であった。王国の場合はプロイセン王国 ()やバイエルン王国 () と言ったように「König(王)」をつけた「Königreich」として用いられる。1871年に成立したドイツ帝国は、正式な国号を 「Deutsches Reich」とした。ドイツ革命で成立したヴァイマル共和政では、「Deutsches Reich」の国名を引き継ぎ、この時点でライヒは「ドイツ全国」を意味するという解釈変更が行われた。このためこれ以降は帝政時代については「皇帝」()を加えて「ドイツ帝国()」と呼称する用法が生まれた。
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