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__NOTOC__ ブールドロまたはブルドロ () は、丸のままのリンゴの実をパイ生地で包んで焼いたフランスの菓子。 16世紀には作られていた記録がある伝統的な菓子である。古くは脱穀作業の季節の晩に、近所から持ち寄った材料で作る習慣があった。ノルマンディー地方が本場とされる〔外部リンク「SWEET MAP」 2010-05-14 閲覧。〕。 ブールドロというのはノルマンディーでの呼び名であり、語源はフランク語起源のフランス語の古語 "bihurder"(「冗談を言う」)とされる。パリ郊外のペルシュ地方ではブールデーヌ(bourdaine, 一般の意味は「私生児」)、オルレアンではガロパン(galopin, 「小僧」を指す名詞だが関連性は不明)、ピカルディ地域圏やアルデンヌ県ではラボート(rabbote, オランダ語の古語で「ウサギ」を指す robbe に由来)の地方名をもつ。ピカルディでは、タリビュール (talibur) とも呼ぶ〔日仏料理協会(編)より「ブールドロ」の項目。〕。なお、オルレアンでの呼び名「ガロパン」は、ピカルディではブリオッシュを材料とした別の菓子を指す(ガロパンを参照)〔日仏料理協会(編)より「ガロパン」の項目。〕。 作り方は、まず、焼きリンゴと同じようにリンゴの芯を抜いて砂糖とバター、あるいはグロゼイユ(フサスグリ)のジャム、アーモンドパウダーなどを詰める。リンゴはノルマンディー特産のカルヴィル種 (:fr:Calville) を使うのが正統〔。折りパイ生地や練りパイ生地(ブリゼ生地)で包み、卵黄を塗ってオーブンで焼く。ラボート(ウサギ)の地方名で呼ぶアルデンヌ県では、生地で作った耳やレーズンの目で飾り付けて、ウサギの顔に見立てた形に作って焼くこともある〔。 == ドゥイヨン == ノルマンディーでは、リンゴではなく洋梨を使って同様の菓子を作ることもあり、ドゥイヨン (douillon) またはドワヨン (doillion) と呼んでいる(:fr:Douillonも参照)。名前の由来は、ラテン語の "ductilis"(「柔軟な」)より派生したフランス語の古語 "doille"(「柔らかい」)である〔日仏料理協会(編)より、「ドゥイヨン」の項目。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ブールドロ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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