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ドクイチゴ : ウィキペディア日本語版
ヘビイチゴ


ヘビイチゴ(蛇苺、学名:''Potentilla hebiichigo'')は、バラ科キジムシロ属多年草語源については実が食用にならずヘビが食べるイチゴ〔、ヘビがいそうな所に生育する〔、イチゴを食べに来る小動物をヘビが狙うことからなど諸説がある。があるという俗説があり、ドクイチゴとも呼ばれるが、無毒。以前はヘビイチゴ属に分類され''Duchesnea chrysantha''と呼ばれていた。
== 特徴 ==
畦道や野原などの湿った草地に自生し、アジア南東部と日本全土に広く分布する〔日本の野草 (2009)、398-399頁〕〔季節の野草・山草図鑑(2005)、128頁〕。
は短く、を根出状につけるが、よく匍匐茎を出して地面を這って伸びる。葉は三出複葉、楕円形の小葉には細かい鋸歯があって深緑。
初夏より葉のわきから顔を出すように黄色いを付ける。花は直径1.5cmほどで、花弁の数は5つと決まっている。花期は4月から6月〔〔。
花のあとに花床が膨らんで光沢のない薄紅色の花床となる〔。果実の表面には多数の痩果が付き〔、赤色で球形、イチゴに多少似たものがなる。毒は含まれないので食用可能だが、あまり味が無いため食用(特に生食)には好まれない〔〔〔 p.166〕。ジャムに加工可能。
全草や果実を乾燥させたものは漢方生薬として利用される。

ファイル:Potentilla hebiichigo leaves.JPG|
ファイル:Potentilla hebiichigo flower.JPG|
ファイル:Potentilla hebiichigo fruits.JPG|果実


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ヘビイチゴ」の詳細全文を読む



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