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ペロ・デ・プレサ・カナリオ(英:Perro de Presa Canario)は、スペインのカナリア諸島原産の護畜犬種である。一般的には、ドゴ・カナリオ(英:Dogo Canario)の名で広く知られている。 == 歴史 == 13世紀〜15世紀ごろにカナリア諸島に連れて来られた古いモロサス犬種が元となっているといわれている。これにオールド・イングリッシュ・ブルドッグやイングリッシュ・マスティフなどを掛け合わせることによって誕生した。また、スパニッシュマスチフ、ナポリタンマスチフ(オールドタイプ)、カネ・コルソなど幾つかのモロサス犬種も関係している。 主たる使役目的は護畜。他に飼い主やその家族や財産を守るガードドッグ(この場合のガードドッグは番犬護衛犬)、闘犬種とも言われるが時に娯楽程度に闘犬に使われていたため、純然たる闘犬種と言う訳では無い。本種は1950年代には絶滅寸前となってしまったが1970年代、危うく絶滅の一歩手前でアメリカ合衆国の獣医師によって救われ、保護と繁殖が推進されるようになった。このおかげで本種はいくらか頭数を回復し、再び番犬や牧牛犬として使われるようになった。しかし実際にはカナリア諸島には古い血統が存続していたため、1950年代以前の古い血統も存在する。また、この犬種の重点地域はアメリカではなくスペインや東欧、ロシアであり、良い犬はスペインに最も多い。 現在、FCIにも公認され(日本国内ではJKC公認犬種、またKCJ、JCUの2団体で公認。海外ではKCは非公認。UKC公認、AKCは完全には公認していない。故にアメリカ、イギリスで繁殖された個体はUKCまたはUPPCCの登録犬が多い)実用犬としてだけでなくショードッグとしても飼育が行われるようになってきた。モロサス好きの人には人気のある犬種の一つであるといわれている。 幾つかの国でBSL(Breed Specific Legislation、通称「危険な犬法」)による規制対象となっている。オーストラリア、ジュージーランド、デンマークでは飼育はもちろん持ち込みは禁止、シンガポールではカテゴリーB(公共の場ではリードと口輪装着の義務がある)、ドイツでは州によっては非常に高額な犬税が課せられている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ペロ・デ・プレサ・カナリオ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Perro de Presa Canario 」があります。 スポンサード リンク
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