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ハマガニ

ハマガニ(浜蟹)、学名 ''Chasmagnathus convexus'' は、十脚目モクズガニ科(旧分類ではイワガニ科)に分類されるカニの一種。東アジア熱帯・亜熱帯域の塩沼マングローブ周辺で見られるやや大型のカニである。 分類上は1種のみでハマガニ属 ''Chasmagnathus'' を構成する。嘗てはイワガニ科ベンケイガニ亜科に分類されていたが、21世紀初頭にカニ分類の見直しが行われ、本種はモクズガニ科へ移された〔三宅貞祥『原色日本大型甲殻類図鑑 II』 ISBN 4586300639 1983年 保育社〕〔鹿児島の自然を記録する会編『川の生き物図鑑 鹿児島の水辺から』(解説 : 鈴木廣志) ISBN 493137669X 2002年 南方新社〕〔三浦知之『干潟の生きもの図鑑』 ISBN 9784861241390 2007年 南方新社 / 図鑑修正版 〕〔Sammy De Grave, N. Dean Pentcheff, Shane T. Ahyong ''et al''. (2009) "A classification of living and fossil genera of decapod crustaceans" Raffles Bulletin of Zoology, 2009, Supplement No. 21: 1–109, National University of Singapore〕。

==形態==
成体は甲幅50mm・甲長40mmほどで、アカテガニアシハラガニより大きく、モクズガニよりは小さい。甲は丸みを帯びた四角形で、縁を除いて短毛が密生する。額に明瞭な縦の溝、甲の前側縁に低い3個の鋸歯がある。鉗脚は太く発達し、表面は平滑で、左右で僅かに大きさが異なる〔〔〔。体や鉗脚は太くがっしりとしている割に4対の歩脚は細く、長さもそれほどではない。
体色は紫褐色-灰褐色だが、甲前面・甲側面・脚の関節・稜線が橙色で縁取られる。鋏脚は紫色だが掌部や指部は黄白色である。アシハラガニに似るが、甲が丸く短毛が目立つこと、紫色が強いこと等で区別できる〔〔〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ハマガニ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Chasmagnathus 」があります。



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