|
ラウリル硫酸ナトリウム(ラウリルりゅうさんナトリウム、sodium lauryl sulfate, SLS)は陰イオン性界面活性剤の1つ。ドデシル硫酸ナトリウム(ドデシルりゅうさんナトリウム、sodium dodecyl sulfate, SDS, NaDS)とも呼ばれる。硫酸のモノ長鎖アルキルエステルのナトリウム塩である。 乳化剤や発泡剤、洗浄剤として、日用品では歯磨き粉、シャンプー、髭剃りクリーム、泡風呂、リキッドファンデーションなど、医薬品では薬・サプリメントのカプセルなど、工業用としてはガレージのフロア用洗剤、エンジンの油落とし洗剤、洗車用洗剤などの多く用途に使用されている合成化学物質である。12個の炭素原子鎖が硫酸塩に結合した構造を持ち、洗剤に不可欠な両親媒性特性を有する。 == 特性 == * 25℃における純水中の臨界ミセル濃度: 8.2 mM〔P. Mukerjee and K. J. Mysels, "Critical Micelle Concentration of Aqueous Surfactant Systems", NSRDS-NBS 36, U.S. Government Printing Office, Washington, D.C., 1971.〕。 * 前項の濃度における凝集数: 62付近〔N. J. Turro. A. Yekta, J. Am. Chem. Soc., 1978, 100, 5951.〕。 * ミセル電離度 (α): 0.3 (30%)付近。 * 純粋な水溶液中における光学屈折率増分(dn/dc): 波長532 nmの場合、約0.1070 mL/g。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ラウリル硫酸ナトリウム」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Sodium dodecyl sulfate 」があります。 スポンサード リンク
|