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ドム・トローペン : ウィキペディア日本語版
ドム

ドム (''DOM'') は、「ガンダムシリーズ」に登場する架空の兵器。有人操縦式の人型ロボット兵器モビルスーツ」 (MS) の一つ。初出は、1979年放送のテレビアニメ機動戦士ガンダム』。
作中の敵側勢力である「ジオン公国軍」の陸戦用量産機。ほかのMSよりも太くがっしりした体型で、足裏に内蔵されたホバー推進装置で地表を高速滑走することができる。劇中ではガイア大尉率いる小隊「黒い三連星」の搭乗機として初登場し、三位一体の連携で主人公アムロ・レイが所属する地球連邦軍ホワイトベース隊を苦しめる。のちに大量生産され、南米ジャブロー攻略戦のエピソードなどでその姿を見ることができる。制式カラーである黒・紫・グレーの機体色は、もともとは黒い三連星のパーソナルカラーをモチーフとしている(異説もあり)。さらにのちには、宇宙仕様である「リック・ドム」が登場するが、放送当時は通常のドムとの外観的差異はつけられていない。
メカニックデザインは大河原邦男が担当。
当記事では、OVAやゲーム、雑誌などのメディアミックス企画で設定された各派生機の解説も記述する。宇宙用の派生機については「リック・ドム」の項目を参照。
== 機体解説 ==

ツィマッド社が開発した陸戦用MS。ガンダムの60mmバルカン砲の直撃に耐える分厚い装甲〔『機動戦士ガンダム』TV版第24話、黒い三連星とガンダムの戦いより。〕を持つ重量級の機体だが、脚部に内蔵された熱核ホバーエンジンにより地表を高速で滑走する。また、頭部には特徴的な十文字状のモノアイレールを採用している。一年戦争後半は脚部エンジンを熱核ロケットに換装した宇宙用MSリック・ドムの生産が開始され、ゲルググが配備されるまで宇宙軍の主力を担った。
この機体の主な搭乗者として黒い三連星が挙げられる。彼らはドムの先行量産型(1〜3号機)をパーソナルカラーである黒と紫、グレーに塗装していたが、オデッサの戦いにて全滅した。量産型の制式塗装は彼らの機体の塗装を踏襲したものであるといわれているが、それを否定し当初からの配色であったとする文献もある〔『機動戦士ガンダム MSV コレクションファイル[地球編]』「104 ドム」より。〕。
なお、連邦兵士からはスラスターを内蔵した大型スカートアーマーにちなみ、「スカート付き」のコードネームで呼ばれた〔『第08MS小隊』第10話、ドムと08小隊の戦闘におけるシロー・アマダ少尉の発言など。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ドム」の詳細全文を読む



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