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『ドラゴンロード』(原題: 龍少爺/英題: ''Dragon Lord'')は、1982年に製作された、ジャッキー・チェン監督・主演の映画。 == 概要 == ジャッキー・チェンの監督・主演によるアクション作品だが、今回は単なるクンフー格闘映画とせず、ラグビーやジェンズ(毽子=羽根蹴り競技)などをユニークにアレンジしたスポーツシーンを見せ場として取り入れ、これまでのクンフー映画とは違う方向性を目指した意欲的な作品。ジャッキーが率いるスタントチーム「成龍班」の若頭として活躍を見せるマース(火星)を相棒に、明るく楽しい活劇に終始している。 当初は『Young Master in love(恋するヤングマスター)』という仮題で、ジャッキーの大ヒット作『ヤングマスター 師弟出馬』の続編として企画された作品であったが次第に独立した内容へと変遷していった。当時は『バトルクリーク・ブロー』でアメリカ進出を試みたものの失敗した直後であり、ホームグラウンドの香港で巻き返しを図ったのが本作である。 一方、当初の原題『恋する〜』に沿った形で主人公の恋物語の要素が強く出ていることや、『ヤングマスター 師弟出馬』で師匠を演じたティテン・フンや、恐るべき強さの最終ボスを演じたウォン・インシクを再び仇のボスとして登場させるなど、もともと『ヤングマスター 師弟出馬』の続編であった名残が随所に見られる。 ジャッキーの意気込みは相当なもので、納得の行くシーンを撮影することに徹底的にこだわったことからNGシーンは膨大な量に登り、1本の映画作品撮影中に生じた不採用フィルムの量は2012年時点で世界一としてギネスブックに登録されている。ジャッキーの意気込みに反して興行成績は日本以外では振るわなかったが、…といわれているが、実際に香港ではその年の年間ランキング2位を記録(日本よりヒット)。本作は、製作費の膨大化や版権の問題等、製作面で様々な安易ではない事情を抱えているため、ヒットという形には無らなかった、したという事実を残したくなかったのだと思われる。その分、意欲的な要素も多く再評価の声も高い作品である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ドラゴンロード」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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