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ドラムロ (Drumlo)は、アニメ『聖戦士ダンバイン』に登場する架空の兵器。オーラバトラーの一種。 なお、本項ではそのバリエーションについても併せて記述する。 == 機体解説 == ショット・ウェポンが開発した初の量産型オーラ・バトラー。ゲドの開発を経て、オーラ・バトラー同士の格闘戦を想定した設計思想により、重装甲に主眼を置いた甲虫類を想起させる独特なシルエットを持つ機体となっている。ドレイク軍におけるオーラ・バトラー開発の系譜は「高機動型」と「重武装・重装甲型」とに大別され、前者はゲド→ダンバイン→ビランビーなどの直系機種を次々と生み出して行ったが、後者に当たる本機には(劇中での)直接の発展型や後継機は存在していない。 これは機体の基本素材となる恐獣ガッター(一部資料〔バンダイ刊 『聖戦士ダンバイン オーラバトラー大図鑑』(1990年)〕〔メディアワークス刊 『聖戦士ダンバイン データコレクション』(2000年)〕ではグラバス。どちらもゲドの装甲材として使われたキマイ・ラグよりも高い硬度を持っている)が豊富だったことによる生産性の高さ、あるいはオーラ力の低いコモンでも無理なく操縦できる扱い易さといった複合的要素の集約による完成度の高さの顕れであり、結果として(何度かの改修・改良は加えたものの)最も多く量産された数の上での主力機として最終決戦まで運用された。機体色は赤色。他にトッド・ギネス専用の紺色の機体も確認されている。 武装はオーラ・ソード1本。また、ゲドに搭乗した騎士からはオーラ・ボムの主兵装であるフレイ・ボム(火焔砲)の搭載を強く望む声が多かったため、肩部を大型化し内部にフレイ・ボムの機構を組み込むことで前腕部への内蔵に成功している。さらに本機の武装は第8話から強化され、同じく前腕部に3連装機銃(資料〔一迅社刊 『聖戦士ダンバイン 完全設定資料集』(2006年)〕によってはオーラ・バルカンとなっている)の追加装備もなされた。劇中でトッド機による機銃掃射を受けたショウ・ザマは「機銃が使えるようになったのか!」と驚愕している。 なお、マニピュレーターはゲドに採用されていた4本指のものではなく、剣を握る、または接近戦での格闘用武器として使用する以外に汎用性のない3本の鉤爪をコスト削減と整備行程の簡略化のために採用したが、実際に搭乗した騎士達からは甚だ評判が悪かったため、以降の機種には採用されていない。 本機はドレイク軍だけでなく、同盟関係にあったクの国でも制式採用され数多く量産されている。また、生産後期には新型のオーラ・コンバーターやオーラ・マルス(筋繊維)に換装し必要オーラ力を落としながらも運動性能を向上させた改良型が開発されており、マイナーチェンジを繰り返しながら第一線で活躍した。なお、前線への長距離移動にはゲドと同じくウィング・キャリバーのバラウを使用する。 劇中には第1話から登場しており、量産機の宿命上、主にヤラレ役として描写されることが多かったが、ラース・ワウ潜入時にニー・ギブンが奪って使用した回もある。 また、物語終盤では「トリオ・コンビネーション」という三位一体の新戦法で敵軍と渡り合った。これは、目標に対し3機のドラムロがフレイ・ボムを同時に発射し一つの巨大な火球として放つもので、通常のフレイ・ボムに比べ射程は2倍に伸び、破壊力もオーラ・シップに搭載されたオーラ・キャノンに匹敵する強力なものであった。第44話では、グラン・ガランから先発したナの国のオーラ・バトラー部隊をこの戦法で全滅させている。 デザインは宮武一貴が担当し、作画監督の湖川友謙がクリンナップしている。モチーフはカナブンやコガネムシであり、手はなるべく人型にはしたくなかったとのことで、何とか剣をつかめる形状の3本爪にしたという〔ソフトバンク パブリッシング刊 『聖戦士ダンバイン ノスタルジア』(2000年)〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ドラムロ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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