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ドリル(drill)とは #ドリルビットの事。穴を開ける対象物に接する部分を持つ道具。間違った言い方であるが常用されている。本項で詳述する。 #ドリルビットを固定して回転させる装置や器具のこと電気ドリルやボール盤の事。取り付けられたドリルビットをまとめてドリルとも呼ぶ。本来「ドリル」と言ったらこちらを指す。 ---- ドリルビット (drill bit) は、回転する動作によって、物に円柱の形の穴を開ける工具である。物を削る、つまり切削という加工をするための工具である。切削工具の一種であり、また、錐の一種である。 ドリルとドリルビットをまとめてドリルと称することもあるが、ドリルビットのことをドリルと呼ぶのは間違いである。ドリルビットとは、穴を開ける対象物に接する部分を持つ部品である。ドリルビットは、ドリル刃とも呼ばれる。ドリルは、ドリルビットを固定し、また回転する力をドリルビットに与えるための工具である。ドリルがドリルビットを固定する部分は、チャックと呼ばれる。ドリルビットのうち、ドリルのチャックによって固定される部分は、「シャンク」と呼ばれる。シャンクの形状は、細長い金属製の棒であり、ほとんどの場合、円柱または六角柱である。 ドリルビットは穴を開けるときに回転するので、回転軸を持つ。ドリルビットの回転軸の一方の先端は、物を削る部分であり、もう一方の先端は、シャンクである。ドリルビットの物を削る先端のほうには、金属製の刃があり、この刃が回転することにより、物を削る。ドリルビットは、穴の直径によって、また穴を開ける物の材質によって、さまざまな物がある。一つのドリルのチャックには一つのドリルビットしか取り付けることはできず、二つ以上のドリルビットを同時に一つのチャックに取り付けることはできない。ドリルビットは交換して使うことができるので、たいていの人はドリルよりもドリルビットのほうをたくさん所持している。ドリルビットは、電気ドリルまたは手動のドリルのチャックに取り付けて使われる。 ドリルビットの直径は、ミリメートル単位か、またはインチ単位である。 == 材質 == ドリルは、切削性能だけではなく、耐熱性、耐摩耗性、じん性を考慮した材料が使用されている。工具鋼や超硬質合金などを用いるほか、焼き入れや窒化処理、チタンなどをコーティングする処理などによって特性を改善し、総合的な性能向上を図っている。掘削工具用になると、機械構造用鋼なども使われる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ドリル (工具)」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Drill bit 」があります。 スポンサード リンク
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