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ドルフィンプロジェクト : ウィキペディア日本語版 | ドルフィン・プロジェクト
ドルフィン・プロジェクトは、イルカの解放を主張するアメリカ合衆国の動物愛護団体。「イルカプロジェクト」とも呼ばれる。反イルカ漁・反捕鯨映画『ザ・コーヴ』主役のリック・オバリーが1970年に創設した。日本では和歌山県東牟婁郡太地町で毎年およそ半年ほどの間、小型鯨類の追い込み網漁業の阻止の活動を行っている。水族館などに捕えられたイルカだけを愛護する団体であり、2010年以降は、シーシェパードと組んで、太地からイルカを輸入しないように、関係する国にも赴いて反対活動を行う。 == 歴史 == 1960年代の米国のテレビドラマ『わんぱくフリッパー』撮影中に、イルカを次々に死なせてしまい、調教師(トレーナー)を解雇されたリック・オバリーが、1970年4月22日に「イルカプロジェクト」を創設した〔History Ric O'Barry's Dolphin Project 〕〔。オバリーは、水族館のイルカの網を破るなど、わざと犯罪をして名を売った〔上映反対で揺れる問題作『ザ・コーヴ』"渦中の人"リック・オバリー氏の主張 日刊サイゾー 2010年6月23日 〕。1975年に米国の2頭のイルカを放流するなど、ブラジル、ハイチ、グアテマラなどでも、それぞれ何頭かのイルカを水槽から解放した〔。 2003年にオバリーは、初めて太地町に行き〔(同年シーシェパードも太地に初めて行き、漁網切断事件を起こした)、2009年に太地や日本の捕鯨文化を批判的に描いた映画『ザ・コーヴ』の主演を、オバリーが演じた。また2015年の反証映画ビハインド・ザ・コーヴ 〜捕鯨問題の謎に迫る〜で目的は日本への「外圧」であると話している。〔Behind "THE COVE" digest (Youtube) 映画『 Behind "The Cove" 』監督八木景子 2015/08/12公開 〕。映画『ザ・コーヴ』はプロパガンダとみられる〔アメリカ映画「ザ・コーヴ (The Cove)」をめぐる英語の言説の批判的分析 ― 英字新聞・雑誌の論調にみられる「イルカ・イデオロギー」、すなわち「価値観」の植民地主義― (PDF) 溝上由紀(愛知江南短期大学)紀要 (40), 21-43, 2011-03 〕。2014年、イルカプロジェクトは、太地町立くじらの博物館に入館拒否されたため、訴訟を提起した〔(動物愛護団体「オーストラリア・フォー・ドルフィン」と共に提訴)。 太地産のイルカを追い、世界で活動する。タイ王国のプーケットでは、「イルカプロジェクト」はシーシェパードと組んで、ドルフィナリウムの建設に反対した〔Phuket location change for free screenings of The Cove documentary Phuket Gazette - August 5, 2014〕。また、中国に進出し、PR活動をした〔A Chinese front opens in the battle over Taiji’s dolphin drive hunts by Shaun O'dwyer ジャパンタイムズ 〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ドルフィン・プロジェクト」の詳細全文を読む
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