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ドロナビノール : ウィキペディア日本語版
テトラヒドロカンナビノール

テトラヒドロカンナビノール(Tetrahydrocannabinol; THC, Δ9-THC) はカンナビノイドの一種。多幸感を覚えるなどの作用がある向精神薬大麻樹脂に数パーセント含まれ、大麻(マリファナ)の主な有効成分である。
THCは生きている大麻ではTHCA(THCのカルボン酸体)として存在し、伐採後に熱や光によって徐々に脱炭酸されてTHCへと変化していく。乾燥大麻の中ではTHCとTHCAが共存しており、この総THC(THC+THCA)で大麻のTHC含有率を表す。
水には溶けにくい(溶解度 1〜2 mg/L 〔Jarho P, Pate DW, Brenneisen R, Järvinen T. ''Life Sci.'' 1998, 63(26), PL381-4. PMID 9877229〕 )が、エタノールヘキサンなどの有機溶媒には溶けやすい。などに存在するカンナビノイド受容体に結合することで薬理学的作用を及ぼす。
== 抽出と合成 ==
1964年、イスラエルのワイズマン研究所の ラファエル・メコーラム(Raphael Mechoulam) と Yechiel Gaoni によって分離された。2006年、スタンフォード大学の2人の化学者が合成に成功した〔ドラッグを扱った科学研究5件 (WIRED.jp、2008年4月8日)〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「テトラヒドロカンナビノール」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Tetrahydrocannabinol 」があります。



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