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ドロノキ
ドロノキ(泥の木、学名:)は、ヤナギ科ヤマナラシ属の落葉高木である。別名はドロヤナギ、ドロ、ワタドロ、ワタノキ、デロ、チリメンドロなど。 == 概要 == 北海道から九州まで、全国に分布する。水分の多い土壌を好み、よく川岸や湿地などに生えている。葉は互生し、葉身は広楕円形で、裏は光沢があり白っぽい。 木質は軽軟で荷重に弱く、腐りが早いうえ燃えやすいため建材には適さない。凹んで衝撃を吸収するので、かつては弾薬箱にされたという。また安物の下駄やマッチの軸に利用されたが、マッチ軸としても折れやすい下等の材とされ、現在ではまったく利用価値がない。成長が早い点に着目した製紙会社が品種改良を試みた記録があるが、その後研究は放棄されたようである。 軽軟材であるが、加工するノミや鉋の刃の傷みが堅木より早いと言われ、実際に機械で測定するとミズナラの数倍の速度で工作機の切刃が磨耗することがわかった。「泥の木」の名称はこの奇怪な性質が根から泥を吸い込むせいとされたからとも言い、また泥のように使い道が無いから、北海道の方言から等の諸説あるがわかっていない。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ドロノキ」の詳細全文を読む
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