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レオ・エルネスト・ドローチャー(Leo Ernest Durocher, 1905年7月27日 - 1991年10月7日)は、アメリカ合衆国・マサチューセッツ州ウェストスプリングフィールド出身のプロ野球選手(遊撃手)、監督。右投右打。 ニックネームは「Leo the Lip(レオ・ザ・リップ)」。 == 経歴 == === 現役時代 === に19歳でニューヨーク・ヤンキースからデビューする。その後2年間のマイナー暮らしの後、からヤンキースの遊撃手として2年間活躍した。持ち前の気の強さからか、ドローチャーに腕時計を盗まれたとするベーブ・ルースを毛嫌いしてひと悶着を起こしたり、デトロイト・タイガースのタイ・カッブを野次ってカッブに詰め寄られるなどしていた。その割に自身の打撃成績はぱっとせず、当時殺人打線と呼ばれたヤンキースの中でも最も打てない選手の一人で、ルースからは「オール・アメリカン・アウト」と綽名をつけられていた。 からシンシナティ・レッズに約3年在籍、その後まで、当時「ガスハウス・ギャング」として有名だったセントルイス・カージナルスの遊撃手を務めた。その後、にブルックリン・ドジャースへ移籍し、翌から選手兼任監督となって、まで試合に出場していた。MLBオールスターゲームには1936年・1938年・1940年の3度選ばれている(1940年は出場せず)。 現役時代守りの選手だったドローチャーの特筆すべきプレーは、レッズ在籍時の9月6日、カージナルス戦で『隠し球を使って三重殺を完成した』プレーであろう。この試合の6回表、無死一塁三塁でカージナルスのジミー・ウィルソンがレフトにフライを打ち上げ、これを左翼手のニック・カロップが捕球、タッチアップした三塁走者ジム・ボトムリーは本塁で封殺される。この間に一塁のチック・ヘイフィーは二塁を陥れ、捕手から遊撃手だったドローチャーに送球されるも走者はセーフとなる。ドローチャーはこの後捕球したボールを投手に返さず、二塁手のトニー・クッチネロにこっそりと手渡し、気づかなかったヘイフィーが離塁したところを二塁手がタッチしまんまとアウトにした。隠し球が絡んだ三重殺は、メジャーリーグ史上このプレーともう一例の計二例のみである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「レオ・ドローチャー」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Leo Durocher 」があります。 スポンサード リンク
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