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ドンキー・カルテット : ウィキペディア日本語版
ドンキーカルテット

ドンキーカルテットは、1964年 - 1970年にかけて活躍したコミックバンド1964年ザ・ドリフターズから独立する形で誕生した(この経緯はザ・ドリフターズの項を参照)。小野ヤスシをリーダーとして、テレビなどでも活躍していたが、1970年に解散。以降はそれぞれ単独でタレント司会者として活躍していた。
コミックソングの代表的なヒット曲として、約20万枚を売り上げた「宮本武蔵」がある(歌詞の適当ぶりに、同名の著名小説で知られる吉川英治の遺族がクレームを入れたという)。
== メンバー ==
祝以外は初期ドリフターズのメンバーである。
;小野ヤスシ
* 鳥取県出身。リーダーでボーカル兼ギター兼ベース担当。「鳥取県が産んだ最大の芸術家」がキャッチフレーズ。他にネタに入る際の決め科白として「一発ぶちかましてご覧に入れます。」がある。なお、リーダーは名目上のことで、実際はメンバーの立場は対等だったという。解散後も、バラエティ番組の司会者やタレントとして活躍した(代表作にはフジテレビ系「スターどっきり(秘)報告」などがある)。近年では、アサヒ緑健のPR番組の司会や旧知の仲である加藤茶仲本工事コミックバンド『加トちゃんバンド』を組んで公演を行うなど、話題を提供していた。2012年6月28日に死去。
;飯塚文雄
* 東京都出身。フィドル(バイオリン)担当。元々はジミー時田らと活動したりカジュアルスというバンドでウェスタンミュージックをやっていたことから、この分野の造詣が深いことで知られていた。最初期のメンバーで全盛期時には既に脱退している。後年は日本テレビ系深夜番組「11PM」水曜日(愛川欽也司会)のレポーターとして有名であった(この番組には小野も出演しており、毎回飯塚とのカラミがあった)。近年までカントリーミュージックを中心に音楽活動をしていたが、2003年に死去。
;ジャイアント吉田(1936年1月25日 - )
* 東京都出身。本名・吉田一男。ボーカル兼ギター兼ベース担当。1958年に日本大学経済学部を卒業、ジミー時田とマウンテンプレイボーイズに参加。いかりや長介とはその時からの間柄。ドンキーカルテット唯一のヒット作「宮本武蔵」では作詞・作曲、ならびにリードボーカルを担当した。解散後は猪熊・祝とともにシンフォニックマッドを結成。その後ブラックジャックを経て、5人組のジャイアント吉田とドンキーズを結成。一時ハワイアンのライブハウスも経営したが現在は鴨川でラハイナという名前でハワイアンスタイルのレストランを経営している。自身の特技でもある催眠術に活路を求め、現在は芸能界の他、催眠術師として、執筆活動や催眠法のクリニックなどで活躍するほか、2010年に設立された一般財団法人日本催眠術協会の理事を務める(公式HPの「代表理事」との記載は誤記)。ミスター・マリックの裏方としても活躍していた。芸名は「ジャイアント」だが小柄な体格である(大柄だったのは猪熊虎五郎)。若い頃、武術にいそしみ、禅・瞑想・氣そして催眠へと関心を持つことになったが、元々は太気拳澤井健一の初期(3番目)の門下生であった。小野ヤスシの死去により、現在の消息が判明している人物の中では唯一の存命者となった。
;猪熊虎五郎(いのくま こごろう。1932年 - 2001年11月4日
* 熊本県出身。本名・吉岡弘。バイオリン兼キーボード兼ベース担当。熊本工業高校卒業。長身にポマードで固めた七三分け、黒ぶち眼鏡がトレードマークで、外見と不釣り合いな甲高い叫び声が売り物だった。シンフォニックマッド解散後は、ドンキーズにも参加し、特徴的な声を活かして声優などをこなしていたが(代表的なのは『プリンプリン物語』のモドロ)、次第に芸能界からは遠のいていった。2001年に死去。
;祝勝(いわい まさる、1944年5月 - )
* 神奈川県出身。本名・岩井勝(読み同じ)。ベース兼ドラム担当。日本大学在学中に学生バンドマンをしていた。「シュクショー」と呼ばれた。演奏中、影でこっそりやきそば弁当を食べて突っ込まれるというギャグがあった。シンフォニックマッド解散後引退し、現在の消息は不明。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ドンキーカルテット」の詳細全文を読む



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