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ドンムアン駅 : ウィキペディア日本語版
ドンムアン駅[どんむあんえき]

ドンムアン駅(ドンムアンえき、タイ語:สถานีรถไฟดอนเมือง)は、タイ王国の首都バンコク都ドーンムアン区にある、タイ国有鉄道北本線である。
== 概要 ==

ドンムアン駅タイ王国バンコク都の、人口約17万人が暮らすドーンムアン区にある。駅の正面側は向きであり、駅正面側を北本線と平行してウィパーワディーランシット通りが走っている。クルンテープ駅バンコク)より22.21km地点に位置し、普通列車利用で40程度である。
ドンムアン空港の国際線ターミナル(第1ターミナル)の前に位置しており、空港との間は連絡歩道橋で結ばれている。スワンナプーム国際空港が開港する以前はドンムアン空港利用客の輸送も多く、当駅 - クルンテープ駅間では空港シャトル列車の運行も行われていた〔『鉄道ピクトリアル』2000年6月号(No.686)p.109-p.110〕。また、バンコク都市圏に位置していることから、朝ラッシュ時には当駅 - フワランポーン駅間の通勤列車も多数運行されていた〔『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 p.307〕。
しかしながら、2000年代に入り、空港シャトル列車はスワンナプーム国際空港の開港に伴い運行を終了し、通勤列車も、バンコク都心部の踏切による道路渋滞緩和を図るためほとんどが廃止され、当駅発着列車本数は大きく減少している。
当駅を含む北本線ランシット駅以南の区間については、1990年代にBOT方式による鉄道高架化〔ホープウェル計画:香港の建設会社・ホープウェル社が提案したBOT方式による高速道路建設・タイ国鉄都心部高架化計画(『鉄道ジャーナル』2005年5月号(No.463)p.117 及び『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 p.317-p.319)〕が計画・着工され、当駅構内でも直上高架方式による高架橋構造物が建設されていたが、1997年の同計画中止により建設は中断された。
その後、2000年代バンコクの都市鉄道整備計画では、北本線沿いにバンコク北方へ向かう路線を「ダークレッドライン(濃赤線)」として整備することとなり、第1期区間のバーンスー - ランシット間について、円借款を活用して2017年までに開通させる予定で工事中である。この計画では、タイ国鉄在来線の乗入れが可能な高架鉄道を建設するものとしており、当駅構内等に残存する高架橋構造物は改修して活用又は撤去することとされている〔バーンスー駅#バンコク都市鉄道レッドライン建設計画も参照。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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