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ドン・ガバチョ
ドン・ガバチョは、NHK放映の人形劇『ひょっこりひょうたん島』(原作:井上ひさし、山元護久)の登場人物でひょうたん島の大統領である。 == 概要 == ドン・ガバチョ〔スペイン語でドンは男性に対する尊称であり、:en:Gabacho(ガバチョ、バにアクセント)はフランス人に対する蔑称である〕は、イギリカ国ドンドン市出身の、ひょうたん島大統領である。もともと政治家で、ひょうたん島に取り残された子供たちが見ていたテレビに映っていたが、記者に詰め寄られてテレビ画面からこぼれ落ち、ひょうたん島の一住民となった。海賊からの手紙を受け取る代表者を決めるために選挙を行い、大統領となる。「みなさーん」と言いながら演説を始めることが多い。また「ブフブハ」という咳払いや、「ハタハッハ」という変わった笑い方をする〔いずれも、もともとは台本の誤植を藤村有弘がそのまま読んだのが使用され、定着したもの。なお「アルカジル王国編」(リメイク版では「アラビアンナイト編」)でガバチョがお化けになった時は「ハタヒッヒ」に変わった。〕。 NHK開局50年の際にはマスコットキャラクターにもなり、NHKプレマップでNHKの番組を紹介したりなどした。 とても楽天的な性格で日和見主義だが、何度行き詰っても「今日がだめならあしたにしましょ。あしたがだめならあさってにしましょ。……どこまで行っても明日がある」と歌う(「ドン・ガバチョの未来を信ずる歌」)あきらめない根性は、積極思考の塊のようである〔2010年5月9日放送のNHKアーカイブス「ひょっこりひょうたん島 井上ひさしの世界」でのひとみ座の人形劇作家須田輪太郎によると、作者の井上は「単なる先送りの歌」のつもりで作ったと説明していたという。また一家心中を考えていた中小企業経営者の一家が決行前夜に「ひょっこりひょうたん島」を見、「ドン・ガバチョの未来を信ずる歌」を聞いて思いとどまったというエピソードも紹介された。〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ドン・ガバチョ」の詳細全文を読む
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