|
株式会社ナコスはかつて存在した日本の小売業者である。東京の城東地区を中心スーパーマーケットを展開していたほか、ホテルや健康ランドなどの運営も行っていた。 == 概要 == ナコスは1864年(元治元年)創業にさかのぼる老舗小売業者である。会社の旧公式ウェブサイトによれば、1912年の創業、会社としては1938年に株式会社長崎屋呉服店を設立したのが始まりとされている。 1964年、株式会社小岩長崎屋に商号を変更して総合衣料スーパーとなり、その後、長崎屋スーパー南店の開業を皮切りに多店舗展開を開始。1981年に株式会社ナコスに商号を変更した。生鮮食料品と日用雑貨のスーパーマーケットを10店舗展開し、最盛期の1984年2月期には約283億円の売上があったが、その後は他社との競合激化で売上が伸び悩み、バブル期には居酒屋や健康ランド(湯宴ランド)、ホテル経営に進出して経営の多角化を図った。 しかし、バブル崩壊後の消費低迷に加え、先述の多角化が災いして経営が悪化、1998年3月にはメインバンクであった東京相和銀行を相手に第三者割当増資を実施。だが、1999年6月に東京相和銀行が破綻したため事業の継続が困難となり、2000年2月17日に東京地方裁判所へ自己破産を申請し、倒産した。負債総額は約90億円だった。 なお、準大手スーパーの長崎屋とは全く無関係であった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ナコス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|