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ナツハゼ[なつはぜ]
ナツハゼ(夏櫨、学名:''Vaccinium oldhamii'')は全国の山地・丘陵地に生育するツツジ科スノキ属の落葉低木。日本、朝鮮半島、中国原産。夏にハゼノキのような紅葉が見られることから名づけられた。 ==特徴== 高さは1.5-3mになる。樹皮は灰褐色で縦に裂け、薄い縦長の裂片となってはがれ落ちる。若い茎は赤褐色で稜があり、曲がった短い軟毛と開出した腺毛が生える。葉は長さ1-2mmの葉柄をもって互生する。葉身は卵状楕円形で、長さ4-10cm、幅2-5cmになり、先端は鋭くとがり、縁は全縁。葉の両面に粗い毛がまばらに生え、縁には多数の腺毛が生える。トラフシジミの幼虫が食草としている〔須田真一 (2012)、129頁〕。 花期は5-6月。新枝の先端に長さ3-4cmの総状花序を出し、多数の花を下向きにつける。萼筒は腺毛が散生する杯形で、先端は5裂し裂片は三角形となり先端は鋭くとがる。花冠は赤みを帯びた黄緑色で、長さ4-5mmあり、鐘形で先端は浅く5裂し、先は鈍く反曲する。雄蕊は10本ある。果実は径7-8mmになる球形の液果で、黒色に熟し食用になる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ナツハゼ」の詳細全文を読む
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