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ナニワズ
ナニワズ(学名:''Daphne jezoensis'')はジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の落葉小低木〔『日本の野生植物 木本II』p.77〕〔『新牧野日本植物圖鑑』p.442〕。別名、エゾナニワズ、エゾナツボウズ(蝦夷夏坊主)〔。 オニシバリ ''Daphne pseudomezereum'' の亜種〔、カラフトナニワズ ''Daphne kamtschatica'' の変種、亜種とされる場合がある〔〔。 == 特徴 == 高さは50cmになり、全体に無毛で、太い枝がまばらに分枝する。葉は枝端に互生し、葉質は薄く、形は倒披針状長楕円形で長さ3-8cm、幅1-3.5cm、先端近くが幅広く、先端は円頭から鈍頭、基部は長いくさび形になり、同属のオニシバリより一まわり大きい。葉の縁は全縁で、4-7対ある側脈があり、下部のものは長く整然と伸び、葉裏はやや粉白色を帯びる。葉柄はほとんどない。オニシバリ同様、盛夏に落葉し、秋から新しい葉と翌春の花の蕾が生える〔〔〔『植物和名の語源』pp.106-107〕。 雌雄異株〔。花期は4-5月〔撮影地(福島県会津地方)での自生のものの花期は3月下旬-4月上旬〕、花は黄色で、枝先に束生状に多数つけ、小花柄は極めて短い。花に芳香がある。花弁にみえるのは萼裂片で、萼筒は長さ4-9mm、萼裂片は長さ4-7mmになり、ほぼ同じ長さ、先が4裂して裂片は開出する。雄蕊は8個で、萼筒の内側の上部に4個、下部に4個あり、短い花糸の先の葯は内側を向く。萼筒の底に無毛で狭長楕円形の子房が1個ある。果実は液果で、はじめ緑色で、8-9月に赤橙色に熟す〔〔〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ナニワズ」の詳細全文を読む
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