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ナフトキノン : ウィキペディア日本語版
ナフトキノン

ナフトキノン(Naphthoquinone)、より正確には1,4-ナフトキノン(1,4-naphthoquinone)は黄色の三斜晶系結晶で、ベンゾキノンのような芳香を持つ有機化合物である。冷水にはやや溶けにくく(0.09g/L)、石油エーテルには若干溶け、ほとんどの極性溶媒とは任意の比率で混ざる。アルカリ溶液中では赤茶色を呈する。その芳香族性により、誘導体は抗菌、抗腫瘍活性を持つことが知られている。
ナフトキノンはビタミンKなど多くの天然物質の骨格を構成している。
== 反応 ==
1,4-ナフトキノンは、ナフタレン酢酸を溶媒として三酸化クロム存在下でクロム酸酸化させることで得ることができる。また、1,4-ナフトキノン誘導体は1,4-ベンゾキノンジエンとのディールス・アルダー反応によって合成され、さらに、1,4-ナフトキノンとジエンとのディールス・アルダー反応によってアントラキノン誘導体が合成される〔松井 (2007) pp.19-20〕。
1,4-ナフトキノンをパラジウム触媒下でアリル化合物と反応させることで、アリル基を付加することができる〔松井 (2007) pp.25〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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