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ナプロキセン : ウィキペディア日本語版
ナプロキセン

ナプロキセン (naproxen) は、芳香族カルボン酸に分類される有機化合物で、鎮痛、解熱、抗炎症薬として用いられる非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs) の一種である。光学活性化合物であり、薬物として有効なのは (''S'')-(+)体 のエナンチオマーである。
==(''S'')-ナプロキセンの合成==
ナプロキセンを始めとして、NSAIDs の中には、プロピオン酸系と呼ばれる一連の化合物群がある。それらはいずれもプロピオン酸の 2位が芳香環で置換された構造を持つ光学活性化合物で、''S''体に望ましい生理活性があることが知られている。そのため、''S''体の 2-置換プロピオン酸を立体選択的に得るべく、多くの研究が成されてきた。以下、ナプロキセンのラセミ体光学分割法、および ''S''体の立体選択的合成法について、一例ずつ紹介する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ナプロキセン」の詳細全文を読む



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