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『ナポレオン -獅子の時代-』(ナポレオン ししのじだい)は、長谷川哲也による歴史漫画。その名の通り、ナポレオン・ボナパルトの生涯を扱ったものである。『ヤングキングアワーズ』(少年画報社)にて連載されている。 == 概要 == 2003年2月号から、『ヤングキングアワーズ』にて連載が開始された。当初はアウステルリッツの戦いから物語が始まったが、この戦いの終わりと同時に物語はナポレオンの誕生直前にまで遡り、以後はブリュメールのクーデターに至るまでのナポレオンの生涯に沿った物語を描いた。話の都合上、フランス革命の展開もじっくりと描き込まれている。 2011年連載分、単行本16冊目から、『ナポレオン -覇道進撃-』(ナポレオン はどうしんげき)と題名を改め、執政政府および第一帝政についての物語を描いている。これについてもこの項で扱う。 非常に個性の濃いキャラクター設定(とはいっても、登場人物のほとんどが実在した人物ではある)と、漫画全体を漂う“男臭い”空気、史実とかけ離れた演出や印象深いセリフ(俗に長谷川マジックと称される)などから、他の漫画には見られない独特の色を醸し出している。『北斗の拳』を思わせるような、非常に濃いタッチの画風も、この漫画の雰囲気作りに一役買っているともいえる(なお、作者の長谷川哲也は、『北斗の拳』の作者・原哲夫のアシスタント経験者でもある)。掲載紙がメジャーであるとは言いがたいものの、このように様々な面で他の歴史漫画とは異なった個性を持つ本作には、ナポレオンマニア・フランス史マニア以外にも、熱狂的なファンも多い。2011年以降、『アワーズ』の新年最初の発行号(3月号)巻頭カラーを務めているが、表紙に他漫画の美少女キャラ〔2011年は「清々と」の清、2012年以降は毎年「僕らはみんな河合荘」の律。なお3月号以外でも2014年9月号(この時の表紙は「清々と」の清)などでも実施。〕を据えた上でその1ページ目にはグロテスクなシーンを描く〔2014年は1ページ目ではなく、2・3ページの見開きで描かれた。〕という、一種の「お遊び」が展開されている。 また、同じくナポレオンを扱った漫画として池田理代子の『栄光のナポレオン-エロイカ』(『ベルサイユのばら』続編)があるが、作者ホームページによれば、長谷川は『獅子の時代』を書く上でこれを多少参考にしているとのことである(人物の造形やストーリーの一部に、史実ではなく池田の創作によっていると思われる部分があり、多少の影響が見られる)。 当作品を『アワーズ』に推薦したのは平野耕太であり、長谷川いわく「平野さんは恩人」とのこと。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ナポレオン -獅子の時代-」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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