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ナメック星(ナメックせい)は、鳥山明の漫画『ドラゴンボール』およびそれを原作としたアニメなどに登場する架空の惑星。本項では、ナメック星に住むナメック星人についても解説。 == ナメック星 == ナメック星人の故郷の惑星。作中ではサイヤ人編においてその存在が明かされた。空気や重力は地球と同程度で、「アジッサ」という樹木が育っている。ほとんどの家はナメクジのような半楕円状の形をしている。 地球の呼び方で方位はSU83、距離は9045YXの地点にあり、ブルマの父・ブリーフ博士の宇宙船〔作中世界における世界最高のエンジンを搭載してこの月日を要す。〕だと地球から4339年と3ヶ月かかる距離だという。ブルマ、クリリン、孫悟飯が乗っていったナメック星人の宇宙船では34日、孫悟空が地球に送られた時の宇宙船を改造したものでは6日で到着した。ナメック星のある場所は北の界王の担当区域ではない。 複数の恒星〔3重連星。〕の周りを回っているため、夜がないという特徴がある。また、ナメック星から見ると3つの太陽がそれぞれ昇ったり沈んだりする。 大昔、惑星規模の異常気象がおき、最長老と宇宙に逃れた者を除く全てのナメック星人が滅んだ。木々はまばらで地球に比べると生物の数が少なく、劇中に登場するのは蛙のような生物や両生類のような水生生物が中心。地球と物質組成などが根本的に異なるらしく、空の色は緑や黄色、水の色は紫や緑。しかし、地球人が生存するには特に問題のない環境のようである。過去には音声認識システムを搭載した超高速で移動できる宇宙船を製造できる科学力を持っていたが、異常気象後にこの技術は失われている〔ジャンプ・コミック出版編集部編「第2章 ワールドガイド DBの住人 3 ナメック星人」『DRAGON BALL 超エキサイティングガイド キャラクター編』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2009年3月4日、ISBN 978-4-08-874803-0、62頁。〕。これについては、異常気象後に機械の力によって奇跡を生み出すような科学技術を捨て去ったのが原因とされている〔ドラゴンボール大全集7巻 41項〕。 その後、悟空とフリーザの戦いにより、ナメック星は故意に爆発させられて、ナメック星人たちは違う星へと移住することになった。新しいナメック星の詳細については不明だが、地球からかなり遠く離れた位置にあり、悟空は界王に位置を調べて貰った上で移動せねばならなかった。環境はナメック星に似ており、湿地帯が多くアジッサの木が繁茂しやすい土地〔渡辺彰則編「地理事典」『ドラゴンボール大全集 7巻』集英社、1996年2月25日、ISBN 4-08-782757-7、223頁。〕で、ホウキのような綿毛の植物がまれに生えており、ナメック星人たちが粘土で家を作っていた。 ナメック星人の名前は頭の角のイメージでナメクジからとったものであり、先住民たちの名称は全てナメクジに似たカタツムリから付けられている〔ジャンプ・コミック出版編集部編「capsule column 5 キャラ名の由来を知りたい!」『ドラゴンボール完全版公式ガイド Dragonball FOREVER 人造人間編〜魔人ブウ編 ALL BOUTS & CHARACTERS』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2004年5月5日、ISBN 4-08-873702-4、158-159頁。〕。アジッサの苗はアジサイからとった名前であり、ナメック星人のモチーフ=カタツムリはアジサイが好きだからという理由で付けられた〔ジャンプ・コミック出版編集部編「マンガ「DRAGON BALL」の真実 トリヤマはこう考えていたよスペシャル」『DRAGON BALL 超エキサイティングガイド キャラクター編』91、94頁。〕。 ナメック星は地球で悟飯とピッコロが修行した場所に似ているが、クリリンは「本能的に故郷に似た所が落ち着くんだろう」と言っている。これについて鳥山明は「異星の感じを出そうと描いたけど、以前戦っているところに似てきたなと思ったからセリフで説明させた」と語っている〔『鳥山明THE WORLD SPECIAL』10頁。〕。 鳥山によると、ピッコロがナメック星人という宇宙人であることは最初から考えていたわけではなく、神様を登場させたときに考えたという〔渡辺彰則編 「鳥山明的超会見」『ドラゴンボール大全集 4巻』168-169頁。〕。また、「少年マンガで宇宙を出すと失敗する」と言われていたため、ナメック星の設定はかなりつじつまが合うようにきっちり作ったと語っている〔。 アニメでは、フリーザが宇宙船でナメック星の資源を調査しており、資源に乏しいつまらない星と言っていて島流しか願いを叶えた後破壊しようと考えていることが描かれた。 アニメ『ドラゴンボール超』では、ナメック星の伝説の書に超サイヤ人ゴッドを作り出す方法が記載されていた。作中のナメック星がある第7宇宙と対となる第6宇宙にもナメック星人が存在している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ナメック星」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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