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ナラオイア
ナラオイア (''Naraoia'') はナラオイア科に属する絶滅した三葉虫の属の一つ。カンブリア紀からシルル紀まで生息しており、体長は 2-4.5 cm。大きな消化管と横向きの触角が特徴である。 == 形態 ==
体は縦扁し、半円形の2枚の背甲(頭楯と尾楯)がそれぞれ頭部と尾部を覆っており、尾楯の方が長い。背甲は石灰化しておらず、間に関節があり折り曲げることができる。触角は横向きで多節。消化管は比較的太く(体幅の14-18%)、前端に胃がある。その後方からは分岐した憩室が伸び、頭部を満たす。さらにその後方には4対の嚢がある。付属肢は他の三葉虫のように二枝型である〔Chen, J.-Y., G.D. Edgecombe and L. Ramskjöld. Morphological and ecological disparity in naraoiids (Arthropoda) from the Early Cambrian Chengjiang Fauna, China. Records of the Australian Museum 49(1), pp. 1-24. 1997〕。少なくとも前方の付属肢には大きな櫂型の先端葉と短く平たい側枝(刺)のある外肢がついている。内肢(N. compactaでのみ知られる)は6節から成る〔。 胃の前端には1対の眼のような構造が見られる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ナラオイア」の詳細全文を読む
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