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ナンバMG5 : ウィキペディア日本語版
ナンバMG5[なんばえむじーふぁいぶ]

ナンバMG5』(ナンバエムジーファイブ)は、小沢としおによる日本不良漫画
週刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて2005年27号から2008年42号に連載された。単行本は全18巻。
関連作品に、直接の続編となる『ナンバデッドエンド』がある。
== 概要 ==

いわゆる不良漫画におけるテーマの一つとして「高校デビュー」があるが、本作は作者が巻末で「ヤンキーをやめる話を書こうと思った」と述べているとおり、全く逆のアプローチから描かれている。つまり、主人公が「高校に入学して不良になる」のではなく「高校に入って真面目になる」のである。よって、学業時は模範的な高校生になる。
ただし、主人公の家族は全員ヤンキーであるのに加え、通っている高校にヤンキー校(しかも家族には表向きこちらに通っているとごまかしている)が隣接しているため、自宅やケンカ時などではヤンキーとして振る舞い、家族や他の不良たちには「模範的な高校生」ということを基本的に隠し通している。
作品の構造としては、高校デビューのパロディであり、二重生活のコメディである。しかしながらヤンキーとしては突出したエリート一家の一員である主人公の立場は、家族に将来を期待された思春期の少年という意味において、学歴エリートのパロディ的存在でもあるという、設計がなされている。
二重生活コメディという点においても、単に真面目と喧嘩がパラレルで存在している訳ではなく、その生活を送る十分な動機が存在する。学校では良き友でありたいがゆえに不良の実情を隠した真面目な生徒と、家族や周囲の期待に応えるべく活躍を続ける不良少年とが両立することとなる。高校受験時に剛に芽生えた、本当はやりたいことをしたい、という親からの自立が動機となっており、不良漫画ながら、家族、友人、自分自身に対する誠実さをテーマに備えている。
本作はそんな剛の白百合高校入学から2年生の夏の終わりまでのストーリーである。
2008年9月をもって一旦完結し、以後は『ナンバデッドエンド』に続く。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ナンバMG5」の詳細全文を読む



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