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ナンバンモウ : ウィキペディア日本語版
トウモロコシ

トウモロコシ(玉蜀黍、学名 )は、イネ科一年生植物穀物として人間の食料や家畜飼料となるほか、デンプンコーンスターチ)やバイオエタノールの原料としても重要で、年間世界生産量は2009年に8億1700万tに達する。世界三大穀物の一つ。
日本語では地方により様々な呼び名があり、トウキビまたはトーキビ(唐黍)ナンバトウミギ、などと呼ぶ地域もある(詳しくは後述)。
コーン () ともいう。英語圏ではこの語は本来穀物全般を指したが、現在の北米オーストラリアなどの多くの国では、特に断らなければトウモロコシを指す。ただし、イギリスではトウモロコシを メイズ()と呼び、穀物全般を指して コーン()と呼ぶのが普通である。
== 植物の特徴 ==

イネ科一年草で、高さは 2m に達する。イネ科としては幅の広い葉をつける。
発芽から3ヶ月程度で雄花(雄小穂)と雌花(雌小穂)が別々に生じる。雄小穂は茎の先端から葉より高く伸び出し、ススキの穂のような姿になる。雌小穂は分枝しない太い軸に一面につき、包葉に包まれて顔を出さず、長い雌しべだけが束になって包葉の先から顔を出す。トウモロコシのひげはこの雌しべにあたる。
花粉風媒され、受粉すると雌花の付け根が膨らみ可食部が形成される。イネ科では珍しく、種子(果実)が熟すと穎の中から顔を出す。種子の色は黄・白・赤茶・紫・青・濃青など。
熱帯起源のため、薄い二酸化炭素を濃縮する為のC4回路をもつC4型光合成植物である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「トウモロコシ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Maize 」があります。



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