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龍樹(りゅうじゅ、、、テルグ文字: నాగార్జున, 、)は、2世紀に生まれたインド仏教の僧である。 「龍樹」とは、サンスクリットの「ナーガールジュナ〔ナーガールジュナ…ナーガは、蛇(蛇神転じて龍)、アルジュナはインド神話の『マハーバーラタ』に登場する武将から(英雄の意味もある)。〕」の漢訳名で、日本では漢訳名を用いることが多い。別訳に龍勝・龍成がある。 大乗仏教中観派の祖であり、日本では、八宗の祖師と称される。浄土真宗の七高僧の第一祖とされ「龍樹菩薩」、「龍樹大士」と尊称される。 龍猛(りゅうみょう、、別訳 龍叫)は、密祖(密教の祖)とされ真言宗では真言八祖の1人である。長らく龍樹と同一視されてきたが、諸説あるもののおそらくは、6世紀ごろの別人である。 == 概要 == 南インドのの出身(ただし一説にこれは龍猛の出身地であり龍樹の出身地は不明〔寺本婉雅 (1926)『新龍樹伝の研究 』(九)古龍樹の出生地 p.117–124、内外出版〕)のバラモンと伝えられ、幼い頃から多くの学問に通じた。サータヴァーハナ朝の保護の下でセイロン、カシミール、ガンダーラ、中国などからの僧侶のために院を設けた。この地(古都ハイデラバードの東 70 km)は後にナーガールジュナ・コーンダ(丘)と呼ばれる。 当時、勃興していた大乗仏教運動を体系化したともいわれる。ことに大乗仏教の基盤となる『般若経』で強調された「空」を、無自性に基礎を置いた「空」であると論じて釈迦の縁起を説明し、後の大乗系仏教全般に決定的影響を与える。このことにより龍樹は「大乗八宗の祖」として仰がれている。 彼の教えは、鳩摩羅什によって中国に伝えられ、三論宗が成立。また、シャーンタラクシタによってチベットに伝えられ、ツォンカパを頂点とするチベット仏教教学の中核となる。8世紀以降のインド密教においても、龍樹作とされる『五次第』などの多数の文献が著された。日本には三論宗が伝来したものの衰退してしまい、この教義を中心に据える特別な流派はない。しかし、大乗仏教のほとんどの宗派は龍樹を重要な存在とみなし、「八宗の祖」と呼び崇めている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「龍樹」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Nagarjuna 」があります。 スポンサード リンク
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