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ナースコール : ウィキペディア日本語版
ナースコール

ナースコールとは、病院介護保険施設などに設置されており、看護師介護士などを呼び出す装置。
患者要介護者が緊急時に呼び出すものとされているが、緊急時以外でなんらかの介助を要する際にも用いられる。
ナースコールは親機が詰め所にあり、呼び出されると患者と職員間での通話のやりとりができる。近年では、子機の導入を積極的にすすめている病院や施設があり、子機は一般的にペースメーカーを埋め込んでいる患者や医療機器への影響が携帯電話に比べ低いとされるPHSが用いられる。子機の使用により親機のある詰め所へ行かなくても建物内ならば職員がどこにいても対応できるメリットがある。
病院や介護保険施設などではナースコール設置が義務づけられている。有料老人ホームは設置の義務はないが安心を売りに自主的に設置するところもある。
最近では、病院や施設に限らず、家庭用のナースコールも販売されている。当然、家庭用のものは要介護者の家族やヘルパーが対応することとなる。
== 通話方法 ==
患者、要介護者などが各ベッドに備え付けの呼び出しボタンを押し、職員側が受信すると会話ができるようになる。一方、逆に職員側が呼びかけることも可能である。たいていの場合、壁に埋め込まれたスピーカーマイクとコード付きの呼び出しボタンが一体型になっており、患者や要介護者はハンズフリーで寝たままでも会話できるのが一般的である。
古い施設や病院などでは呼び出しボタンしかついておらず通話ができないタイプもある。古いタイプのナースコールは4人部屋などで呼び出しボタンが押されても、その該当する部屋の誰がナースコールを押したのか分からず、職員が部屋へ駆けつけては誰が押したのかわざわざその都度確認しなくてはならない手間が発生してしまう。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ナースコール」の詳細全文を読む



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