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ニキシー管[にきしーかん]
ニキシー管(ニキシーかん、Nixie Tube)は数字あるいは文字・記号の情報を表示する一種の冷陰極放電管(冷陰極管)である。 == 構造と動作 ==
ガラス製で、数字あるいは文字などの形状をした多数の陰極と1つのメッシュ状陽極から構成され、内部は少量のアルゴンあるいはさらに少量の水銀を添加した0.15気圧以下のネオンガス(すなわち、放電電圧を低くするためのペニングガス)で満たされている。最も一般的なニキシー管は0 - 9の数字と小数点の形状の陰極を重ねて内蔵しているが、さらに様々な文字や記号を示すためのタイプ(1文字を14セグメントの陰極で同一平面に表示するものなど)もある。真空管のようなバルブの形状をしているものが有名である。各陰極と陽極との間に約170Vの直流電圧が印加されると陰極から電子放出が起こり、陰極を覆うように赤橙色のグロー放電発光が生じるので数字などを認識することができる。発光色を変えることは使用する混合ガスを変えることで可能である。文字の大きさは高さが10 - 135mmのものがある。表示文字をバルブの頭部の方向から見る頭部表示型と側面方向から見る側部表示型があるが、小型機器には後者が用いられた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ニキシー管」の詳細全文を読む
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