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ニクソン大統領の中国訪問 : ウィキペディア日本語版 | ニクソン大統領の中国訪問[にくそんだいとうりょうのちゅうごくほうもん]
ニクソン大統領の中国訪問(ニクソンだいとうりょうのちゅうごくほうもん)は、1972年2月21日にアメリカ合衆国大統領リチャード・ニクソンが中華人民共和国を初めて訪問し、毛沢東共産党主席や周恩来総理と会談して、米中関係をそれまでの対立から和解へと転換して第二次世界大戦後の冷戦時代の転機となった訪問である。また、前年の1971年7月15日に、それまで極秘で進めてきた米中交渉を明らかにして、自身が中華人民共和国を訪問することを突然発表して世界を驚かせたことで、「ニクソンショック」と呼ばれている。 == 概要 ==
=== 戦後の東西対立 === 第二次世界大戦後、ヨーロッパは東西対立で冷戦を迎えていた。一方アジアでも、中国大陸、朝鮮半島、ベトナムで対立した結果それぞれで分断国家が誕生した。中国大陸では日中戦争の時期に中国国民党と中国共産党とが共同戦線を張ったが、日本の敗戦で日本軍が去った後に国共内戦が始まり、やがて共産党が勝利して1949年10月1日に成立した中華人民共和国と、台湾に逃れた中華民国の2つの国が存在した。 中華人民共和国はソビエト連邦を筆頭にした共産主義陣営に属し、中華民国はアメリカ合衆国を筆頭とする自由主義陣営に属して、多くの国は中華民国は承認するが中華人民共和国は承認しない状態が続き、中国はアメリカ合衆国と冷戦を背景に対峙する関係にあった。特に1950年6月25日に勃発した朝鮮戦争では、中国人民志願軍(抗美援朝義勇軍)をアメリカ軍と大韓民国国軍を主体とした国連軍相手に派遣した戦争の相手国であった。米中双方は戦場において戦い、互いに多くの死傷者を出し、そのために和解できない敵対関係になった〔『周恩来秘録』下巻、p.119 〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ニクソン大統領の中国訪問」の詳細全文を読む
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