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ニコラ・デマレ ニコラ・デマレ(Nicolas Desmarets, 1648年9月10日 - 1721年5月4日)は、フランス王国の官僚、政治家、貴族。後にメールボワ侯爵(Marquis De Maillebois)。ルイ14世の治世最晩年の財政総監(財務大臣に相当)。 1648年9月10日、パリで生まれる。ルイ14世の財政総監として重商主義政策を推進したことで名高いジャン=バティスト・コルベールの甥に当たり、デマレもコルベールの引き立てで財務官僚として宮廷に仕えた。1683年にコルベールが死ぬと一時宮廷を追われるが、1686年に復権し、フランスの危機的な財政状態に関する覚書を発表した。 1708年、ミシェル・シャミヤールの後任として財政総監に就任する。財政総監となったデマレはフランスの経済危機を回復を目指し、さまざまな施策を行った。しかしスペイン継承戦争でフランス経済が陥った危機を回復することは不可能であった。1715年のルイ14世の崩御を機に財政総監を辞す。1721年5月4日にパリで死去。息子のジャン=バティスト・デマレは軍人としてフランス宮廷に仕えた。 ヴォルテールは、著書『ルイ14世の世紀』でデマレの人となりを熱意があり、努力家、頭脳明晰であると評し、ルイ15世の摂政オルレアン公フィリップ2世に提出した施政に関する弁明書を閣僚が自分の施政報告の見本であると賞賛している。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ニコラ・デマレ」の詳細全文を読む
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