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ニシュタマリゼーション : ウィキペディア日本語版
ニシュタマリゼーション
ニシュタマリゼーション()とは、トウモロコシをはじめとする穀物をアルカリ水で処理する方法。語源は、アステカの言語であるナワトル語で練り物を意味する「ニシュタマリ」から来ている。メソアメリカの食文化において重要であり、紀元前2000年のオルメカ文明の時代に始まったとされる。現在では、トルティーヤやタマレスのための生地(マサ)を作る際に用いられている。
初期の方法では、トウモロコシを石灰や木灰、カタツムリの殻などと一緒に煮て一晩冷まし、果皮を洗い流していた。トウモロコシをアルカリ水処理することで、必須アミノ酸ナイアシンの吸収が容易になり、栄養価が高まる。また、果皮を取り除くことで、すりつぶして練り物にすることが容易になった。 トウモロコシは栽培種として紀元前5000年以上前から利用されていたが、ニシュタマリゼーションにより、メソアメリカ先住民の食物の5分の4を占める主要な食材となった。この処理法を知らずにトウモロコシを食したヨーロッパ人たちの間では、ペラグラをはじめとする欠乏性疾患が増加した。
== 出典・参考文献 ==

*ソフィー・D・コウマイケル・D・コウ 『チョコレートの歴史』 樋口幸子訳、河出書房新社、1999年。 - 特に第2章。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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