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ニシンダマシ属 : ウィキペディア日本語版
アロサ

アロサ (Alosa) は、ニシン科シャッド亜科アロサ属 ''Alosa''の総称。亜属 ''A. Pomolobus''、''A. Caspialosa''をそれぞれ別属とすることがあるが、ここではそれらを含めた広義のアロサ属について述べる。
英語からシャッド ()、フランス語からアローズ (Alose) とも。あまり使われないがニシンダマシ和名があり、英語ではriver herring(直訳: ニシン属)ともいうが、ニシン亜科ニシンは別亜科。
ルアーのシャッドは、この魚に似せて作られたことで有名である。
成魚は北大西洋メキシコ湾地中海黒海カスピ海に生息する。産卵のために川をさかのぼり、淡水に産卵し、産卵後はサケと違い海に帰る。稚魚は淡水で1-2年生活したのち川を下り海へ出る。殆どの種が降海型だが陸封型(残留型)も存在する。
食用になり、いくつかの種は経済的に価値が高い。
近縁属にインド洋東南アジア近海に住むテヌアロサ属')があり、まれにアロサ属に含めることがある。アロサ属からテヌアロサ属に変更された種も多い。)があり、まれにアロサ属に含めることがある。アロサ属からテヌアロサ属に変更された種も多い。
==種==
種分類は諸説あるが、以下は一例。
亜属''A.'' (''Caspialosa'') を認めず、''A.'' (''Alosa'') に含めることがある。
通常テヌアロサ属とされる種は省略。
* ''Alosa'' (''Alosa'')
 * アゴーン (Agone), ''Alosa agone''
 * アラバマシャッド (Alabama shad), ''Alosa alabamae''
 * アリスシャッド (Allis shad), ''Alosa alosa''
 * トウェイトシャッド、アローズファント (Twaite shad, 仏 Alose finte), ''Alosa fallax''
 * アメリカシャッド、アメリカンシャッド (American shad, Atlantic shad), ''Alosa sapidissima''
 * ギリシャシャッド (Greek shad), ''Alosa vistonica''
* ''Alosa'' (''Caspialosa'') - 黒海・カスピ海に生息
 * カスピマリンシャッド (Caspian marine shad), ''Alosa brashnikovi''
 * カスピシャッド (Caspian shad) ''Alosa caspia''
 * ポンティックシャッド (Pontic shad), ''Alosa immaculata'' syn. ''Alosa pontica''
 * マケドニアシャッド (Macedonian shad), ''Alosa macedonica''
 * コッカイシャッド (Black Sea shad), ''Alosa maeotica''
 * サポシニコフシャッド (Saposhnikovi shad), ''Alosa saposchnikowii''
 * アグラハンシャッド (Agrakhan shad), ''Alosa sphaerocephala''
 * アゾフシャッド (Azov shad), ''Alosa tanaica''
* ''Alosa'' (''Pomolobus'') - アメリカ近海に生息
 * ブルーバックヘリング (Blueback herring), ''Alosa aestivalis''
 * スキップジャックシャッド (Skipjack shad), ''Alosa chrysochloris''
 * ヒッコリーシャッド (Hickory shad), ''Alosa mediocris''
 * エールワイフ (Alewife), ''Alosa pseudoharengus''

lt:Alsė

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アロサ」の詳細全文を読む



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