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ニッケイ属(ニッケイぞく、肉桂属、''Cinnamomum'')とは、クスノキ科に属する常緑の木本から成る属。分布は熱帯から亜寒帯までで、およそ300種以上が属する。ニッケイ属に属する木には芳香性の成分を持つものが多く、クスノキからは樟脳、シナモンの樹皮やニッケイの根からは香料や香辛料として有用な肉桂(シナモン)が採れる。 == 薬効 == シナニッケイの樹皮は桂皮(けいひ)と呼ばれる生薬であり、日本薬局方にも収録されている。これは、体を温める作用、発汗・発散作用、健胃作用があり、多数の方剤に配合される。若い枝の桂枝(けいし)も桂皮と同様に作用があるが、こちらは日本薬局方には収録されていない。 日本には、ニッケイ(肉桂)が徳之島、沖縄島、久米島及び石垣島に自生しており〔「島袋敬一編著 『琉球列島維管束植物集覧』 九州大学出版会、1997年。」より〕、根皮を桂皮の代用として用いる(局方外品扱い)。 桂皮を含む漢方方剤は、十全大補湯、八味丸、木防已湯など。 桂枝を含む漢方方剤は、葛根湯、安中散、柴胡桂枝湯など。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ニッケイ属」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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