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ニップル
ニップル(Nippur)は古代メソポタミアの都市。紀元前6千年紀頃から居住が始まりシュメール時代には最高神エンリルを都市神としたことから宗教的中心地となっていた。その後もメソポタミア世界における宗教的中心地として大国の激しい争奪が繰り広げられた。 == 遺跡 == ニップル遺跡はバグダードの南東約160キロの位置にある。古代メソポタミアの都市遺跡の中でも多くの遺構が残っている遺跡である。都市は幅1.5km前後であり、最初の発掘は1851年、19世紀の発掘家の中でも最も高名な人物の一人、オースティン・ヘンリー・レヤード卿(Austen Henry Layard)によって行われ、以後各種の研究機関によって継続的に調査されている。数万点を超える粘土板文書がこの都市から発見されており、古代オリエント史研究において無視できない価値を持っている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ニップル」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Nippur 」があります。
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