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ニュージーランドオウギハクジラ(新西蘭扇歯鯨、''Mesoplodon hectori'')はハクジラ亜目アカボウクジラ科オウギハクジラ属に属する小型の珍しいクジラである。幾つかの座礁例から南半球に棲息すると推定されるが、2002年時点において、生きている個体の観察例は報告されていない。 種小名の''hectori''および英名(Hector's Beaked Whale:ヘクターのオウギハクジラ)は、スコットランドの地質学者でありニュージーランドのウェリントンにある植民地博物館 (colonial museum) の創始者でもあるジェームズ・ヘクター卿 (:en:James Hector) に由来する。 アメリカのカリフォルニア州において、ニュージーランドオウギハクジラの座礁や目撃が報告されたことがあるが、全てペリンオウギハクジラ (''Mesoplodon perrini'') の誤認であったことがわかっている。 ==形態== オウギハクジラ類としては典型的な体型であるが、オウギハクジラ属の中では小柄な種類である。雄の体長は少なくとも4mであるが、雌の体長は不明である。生まれた直後の体長は2m以下であると考えられている。 雄の特徴である三角形の歯が下顎の先端に2本生えており、口を閉じている時でもそれらの歯が見える。 体色は全体的に灰色であり、背側は濃い灰色、腹側は明るい灰色である。上顎や眼の周囲は濃い灰色であるが、下顎は白に近い灰色である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ニュージーランドオウギハクジラ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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