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ニュートンの粘性法則 : ウィキペディア日本語版
ニュートン流体[にゅーとんりゅうたい]

ニュートン流体(ニュートンりゅうたい、)は、流れのせん断応力(接線応力)と流れの速度勾配(ずり速度、せん断速度)が比例した粘性の性質を持つ流体のこと。この流れのことをニュートン流動と言う。
比例関係が成立した粘性率は、流体の種類によって固有の物性値であることが表される。これをニュートンの粘性法則と言う。
直交座標による空間を考え、そこでx方向に流体による流れが存在すると考える。簡単のため境界等の効果は考えないものとする。x-y平面を考えると、その面を境にして流体は力(応力)を及ぼし合っていて、面に垂直な方向(法線方向)の単位面積当りに働く力が圧力であり、面に平行な方向(接線方向)の単位面積当りに働く力を接線応力と言う。
流れている流体の粘性率をμとして、''x'' 方向の流れの速さを''ux'' とすると、接線応力τ''xy'' は、
: \tau_ = \mu
となる。この時、 \partial u_x / \partial y ずり速度と言う。ニュートン流体は、粘性率μがこのずり速度に依存せず、接線応力が上式で表現できる。
3次元に一般化した場合、上式はテンソル表示され次のようになる。
:\begin
&\tau = -\mu\Delta,\\
&\Delta_ := \frac + \frac
\end
ここでτは応力テンソル、Δはひずみテンソルである。
== 脚注 ==


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ニュートン流体」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Newtonian fluid 」があります。



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