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ヌミディア人[ぬみでぃあじん]
ヌミディア人(ラテン語:Numidae ヌミダエ)は、カルタゴや共和政ローマの時代にアフリカ北部のヌミディア(現在のアルジェリア北東部周辺)に居住していたベルベル系の半遊牧民の部族連合。 ヌミディア人(ヌミダエ)とは古代ローマ側による呼称であり、支配部族の王たちはマッシュリーと自称していた。 ==ノマデスとヌミダエ== ポエニ戦争に従軍した歴史家ポリュビオスは、騎兵として重きをなした北アフリカの半遊牧集団のことをギリシア語で「遊牧民」を意味する「ノマデス」(νομάδες, 単数形はノマス νομάς)と呼んだ。この呼称は北アフリカの他の住民「リユビエス」(リビア人)と区別したものとも考えられるが、特定の部族を指す固有名詞ではなかったという見解もある。 後のマシニッサ王による王国統一後に、カエサルや歴史家のティトゥス・リウィウスらはこの地域の住民をラテン語で「ヌミダエ」(Numidae)すなわち「ヌミディア人」と記した。これはより特定の集団を指した固有名詞的な呼称であると考えられている。しかし、これはあくまでローマ側からの呼称に過ぎず、マシニッサの王家では「マッシュリー」と自称していた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヌミディア人」の詳細全文を読む
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