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ネイモンゴサウルス : ウィキペディア日本語版
ネイモンゴサウルス

ネイモンゴサウルス(''Neimongosaurus'' "内蒙古のトカゲ")中国内モンゴル自治区の上部白亜紀より知られるテリジノサウルス類()の草食獣脚類恐竜の属である。
ネイモンゴサウルスはテリジノサウルス上科で、部分的な脳函、右下顎の前方、完璧に近いaxial column、叉骨肩帯、両側の上腕骨骨盤の一部分、左の橈骨、後肢の一部分から構成される部分的に保存された頭骨と骨格化石であるホロタイプLH V0001により知られる。この標本は1999年に内モンゴル自治区、サンハンゴビのイレン・ダブス累層(en)、カンパニアン後期もしくはマーストリヒチアン前期、7200万年前〜6800万年前の地層から収集された。第2の標本LH V0008は腸骨仙骨から構成されパラタイプに指定された。〔
タイプ種である''Neimongosaurus yangi''はZhang XiaohongXu XingPaul SerenoKwang Xuewen、およびTan Linにより2001年に記載された。属名は中国語で内モンゴルを意味する内蒙古(Nei Mongol)から派生している。種小名は楊鍾健献名されたものである。〔Zhang, Xu, Sereno, Kwang and Tan, (2001). "A long-necked therizinosauroid dinosaur from the Upper Cretaceous Iren Dabasu Formation of Nei Mongol, People’s Republic of China." ''Vertebrata PalAsiatica'', 39(4): 282-290.〕
ネイモンゴサウルスは二足歩行であった。下顎の奥の歯は粗い鋸歯状で、植物食であったことを示す。細長い頸椎を持っていた。肩甲骨の先は細くなっていた〔。体長は2.3 mほどだったと考えられる。
ネイモンゴサウルスは記載者によりテリジノサウルス上科の基底をなすとされた〔。後続の分岐学的解析ではより派生的なテリジノサウルス科()とされたが〔Senter, P. (2007). "A new look at the phylogeny of Coelurosauria (Dinosauria: Theropoda)." ''Journal of Systematic Palaeontology'', 5: 429-463 ().〕、Lindsay Zannoによる2010年の解析では元の位置だと確認されている。
==参照==



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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