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ネガフィルム
ネガフィルムとは、被写体の明暗や色が反転した画像がつくられる写真フィルムである。「ネガ」は「ネガティブ (negative)」の略であり、英語ではnegative filmと表記する。カラーフィルムの場合、色は被写体の色の補色(ネガ、陰画)が現れる。プリント時に再反転されることで普通に見られる画像(ポジ、陽画)となる。 なお、ここでは主にカラーフィルムについて解説する。モノクロフィルムについてはモノクロフィルムの項を参照のこと。 == 写真用・映画用 == 写真専用のフィルムとしては、カラー、モノクロ共に最も多く使用されており、感度や色調など多様な種類が販売されている。日本では、富士フイルム、コダック、大日本印刷などによって製造または販売されている。 プロやハイアマチュアのカメラマンはリバーサルフィルムを志向することが多かった。これは、印刷用途に向いた透過原稿を得られること、発色の特性、撮影時に写真としての結果が確定することなどの理由からである。一方、プリントを得るためにはネガフィルムが最適とされている。映画の撮影用としては逆に、一部のアマチュア向け規格以外ではネガフィルムを使うのが普通であるという逆転現象が見られた(アマチュア映画ではリバーサルフィルムで撮影したものをそのまま映写機に掛ける。プロのプロセスでは、ネガで映画を撮影し、その映画を上映用するためのポジフィルムでは、リバーサル現像をおこなう写真用のリバーサルフィルムとは異なり、ネガ像を露光してネガ現像をすることでポジ像を得る)。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ネガフィルム」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Negative (photography) 」があります。
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