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ネクロマンティック(Nekromantik)は1987年に公開された、ドイツの映画監督ユルグ・ブットゲライトによるホラー映画、エログロ映画である。多くの国で上映禁止にされ、物議を醸しているこの作品は、テーマであるネクロフィリアと大胆な描写のためにカルト映画としても知られている。本国であるドイツでは、上映禁止はおろか、ネガとフィルム、素材全ての破棄を命ぜられた。 日本語版の字幕は柳下毅一郎。 ==あらすじ== 死体清掃会社で働くロベルト・シュマトケ(ダクタリ・ロレンツ)はネクロフィリアで、仕事を通して手に入れた死体の一部をガールフレンドのベティ(ベアトリス・M)と共に、保存・鑑賞するのが趣味だった。 ある日の仕事で、偶然にも彼は全身が揃った屍体に出会う。白骨化したその死体を運ぶよう指示された彼は、密かにその全身死体を自宅に持ち帰った。喜ぶロベルトとベティはスチールパイプを屍体の股間部分に突き立てて男性器に見立て、「3人」による性行為を楽しんだ。 翌日ロベルトが出勤すると、汚れた仕事着をロッカーに放置したことを咎められ、それをきっかけに解雇されてしまう。ベティは死体が手に入らなくなったロベルトを罵ると、全身死体を持って家を出ていってしまった。一人残されたロベルトは、怒りに任せて飼い猫殺し、その血と内臓を浴槽に入れて風呂に浸かったのち、薬とウィスキーで自殺を試みるも失敗。 深夜に目覚めた彼はおもむろに映画館に向かう。猟奇殺人鬼が若い女を殺害するという内容の映画を途中退席し、ロベルトは1人の娼婦を買った。2人は墓地で性行為に及ぼうとするが、ロベルトの性器は勃起せず、そのことを娼婦に笑われて逆上した彼は娼婦を絞め殺してしまう。ロベルトは、屍体となった彼女と改めて行為に及ぶが、今度はそのまま眠ってしまう。 ロベルトが死体の隣で目を覚ますと、守り人らしき老人がロベルトと娼婦の死体を発見してしまう。慌てたロベルトは老人が取り落したスコップで老人を殺害。その後、半狂乱で何かを叫びながら現場を走り去った。 自宅に戻ったロベルトは、自身の性器を露出させたままベッドの上で腹部に刃物を突き立て自殺。ロベルトは激痛に襲われながらも射精し、快楽を味わいながら世を去った。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ネクロマンティック」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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