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ネコノシタ(猫の舌、学名:''Wedelia prostrata'' ( et ) )は、キク科ハマグルマ属に分類される海岸に生育する多年草の1種。和名は、葉の形態が猫の舌のようにざらついていることに由来する〔北村 (1981)、175頁〕〔。別名のハマグルマ(浜車)は、花が車咲きである姿であることに由来する〔林 (2009)、84頁〕。種小名の「''prostrata''」は、「平伏の」を意味する〔牧野 (1982)、571頁〕。 == 特徴 == 茎は長く地をはい、節から根を深くおろし群落をつくる〔。長い茎を分岐しながら伸ばして、節から根を出して増殖しいていく〔高村 (2005)、260頁〕。葉は対生し、長楕円形(長さ1.5-4.5 cm、幅4-14 mm)で、厚く〔、かたい毛が生えていてネコの舌のようにざらつく。花期は7-10月〔。茎の先端に直径16-22 mmの黄色の頭花を1個つける〔。花は舌状花と管状花から構成される頭状花序であり、舌状花は雄蘂が退化した雌花である〔牧野 (1974)、32-34頁〕。管状花には両性花と雌花の二種類があり、雌花では雄蘂が短く葯も退化しており花粉を作らない〔。総苞は半球形で、片は卵形で短いかたい毛がある〔。そう果は長さ3.5-4 mm、幅2 mm〔。 Wedelia prostrata (flower).JPG|花の細部 Wedelia prostrata (bud).JPG|蕾 Wedelia prostrata (leaf).JPG|葉は肉厚で表面が猫の舌のようにざらつく 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ネコノシタ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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