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ネズミイルカ(鼠海豚、''Phocoena phocoena'') はクジラ目ハクジラ亜目ネズミイルカ科ネズミイルカ属に属する小型のイルカである。 英語ではHarbour Porpoise(港のイルカ)と呼ばれ、名前の通り海洋の沿岸域あるいは河口に棲息する。 ホエールウォッチングを行う人々にとっては、ネズミイルカ科の中で最も馴染みのあるイルカである。 河川を遡上することがあり、河口から数百kmも遡上した例が知られている。 以前はCommon Porpoise(普通のネズミイルカ)と呼ばれることもあったが、この名前は元々はイギリスで使われていた呼名であった。 == 形態 == ネズミイルカは、ネズミイルカ属の中でも小型の部類に属する。成長すると雌の方が雄よりも大きく、雄の体長は1.6m、体重は60kg程度であるのに対し、雌は体長1.7m、体重75kg程度になる。生まれた直後の体長は約75cmである。 体格はがっしりしており、三角形の背びれの直前での胴回りが最も大きい。この背びれの前縁には多数の小突起を持つ〔『世界哺乳類図鑑』 182頁〕。口吻は突出していない。 胸びれ、背びれ、尾びれ、背中は濃い灰色である。側面は明るい灰色であり、斑(まだら)模様になっている。腹側はクリーム色で、口から胸びれにかけての喉の部分に灰色の筋状の模様がある。 野生寿命は20年程度である〔ネズミイルカ ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト 2013-3-11閲覧〕。 ファイル:Harbour porpoise size.svg|ヒトとの大きさ比較 ファイル:Porpoise touching.jpg|頭部 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ネズミイルカ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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