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ネットワーク1・17(ネットワーク いちてんいちなな)は、1995年4月15日から毎日放送(MBSラジオ)で放送中の災害・防災情報番組。放送枠・放送時間は放送時期によって異なる。また、2012年10月2日から2013年3月26日(いずれも火曜日)までは、2012年度ナイターオフの生ワイド番組『with…夜はラジオと決めてます』内のコーナー(19時前後から約30分間)として放送していた。 このページでは、2011年3月15日から3月25日までの期間限定で放送された『ネットワーク3・11』(ネットワーク さんてんいちいち。東日本大震災関連の特別番組)も取り上げる。 == 概要 == 毎日放送ラジオ報道部が制作する番組で、番組開始から2007年3月31日までは毎週土曜日の17時台に放送。当初は、1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災(兵庫県南部地震)で家族・住居などを失った被災者の証言や、被災地域における復興の実情・課題を扱っていた。その後は、「新たな災害による犠牲者を一人でも少なくしたい」との思いから、近い将来の発生が予想される東海地震や東南海地震など、今後の災害対策の情報も詳しく紹介している。 2004年10月23日に発生した新潟県中越地震、2008年6月14日に発生した岩手・宮城内陸地震、2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震のほかにも、2004年12月26日に発生したインドネシアのスマトラ島沖地震、2008年5月12日に発生した中国の四川大地震など、国内外を問わず特集。また、自然災害が発生した際の迅速かつ詳細な情報の提供などを目的に、(近畿地方に限らず)MBSラジオの番組を聴取できるエリアのリスナーから希望者を「防災リポーター」に任命している。 1998年10月からは、エンディング付近で「週間地震概況」の放送を開始。京都大学防災研究所の協力の下に、 放送日までの1週間に日本国内で発生した有感地震の回数や、国内外で発生した大地震の規模などに関するデータを詳しく伝えていた(後に月1回放送の「月間地震概況」へ変更)。2002年には、以上の活動に対して、「防災まちづくり大賞」を受賞した。 2007年4月2日から、放送枠を毎週月曜日の19:30 - 20:00に移動。2008年3月31日の放送からは、魚住由紀(フリーアナウンサー)とともに長らくパーソナリティを務めてきた妹尾和夫に代わって、河本光正(毎日放送アナウンサー)がレギュラーで出演していた。 2011年3月15日から3月25日までの期間は、当番組に加えて、特別番組『ネットワーク3・11』を毎週月 - 金曜日の21:00 - 21:30に放送していた。この番組では、魚住・河本がパーソナリティを務めるほか、河本の先輩アナウンサー・上田崇順がニュースキャスターとして出演。22日からの3日間は、東北放送(TBCラジオ)への同時ネットを実施した。 しかし毎日放送では、ラジオ報道部が制作する当番組と『RadioNews たね蒔きジャーナル』を、2012年10月編成で終了。当番組は、2012年9月24日の放送を最後に、独立番組としての歴史にいったん幕を閉じた。その時点での通算放送回数は837回。最終回には、ゲストとして最も多く出演していた室崎益輝(関西学院大学教授)をスタジオに招いたうえで、過去に室崎が登場した際の放送音源を交えながら番組の歴史を振り返った。 2012年10月以降のナイターオフ期間には、『with…夜はラジオと決めています』(毎日放送ラジオ報道部・スポーツ部・編成部の共同制作による生ワイド番組、以下『夜ラジ』)の内包コーナーとして、毎週火曜日の19:00頃(当初は19:20頃)から約30分間放送。独立番組時代の企画の一部を引き継ぐ一方で、魚住・河本に代わって、河本の先輩アナウンサー・千葉猛がプレゼンター(スタジオ進行役)を務めている。 なお、2013年4月1日からは再び、独立番組として毎週月曜日の19:30 - 20:00に放送。千葉が1人でパーソナリティを担当する。また、『夜ラジ』時代からの流れで、番組の後半(19:50頃)には「今日のニュースのまとめ・お天気のお知らせ」を放送している。 阪神・淡路大震災の発生から20年を経過した2015年1月26日(月曜日)には、過去に当番組へ出演した被災者・震災遺児の生活に焦点を当てた特別番組『ネットワーク1・17「20年~大震災と向き合う日々」』を、千葉と後輩アナウンサー・豊崎由里絵の進行で『MBSマンデースペシャル』(20:00 - 21:00)に放送。同年の第52回ギャラクシー賞で、ラジオ部門の優秀賞に選ばれた(参照 )。 2016年4月3日からは、放送時間を毎週日曜日の5:30 - 6:00に変更。フリーアナウンサーの野村朋未がパーソナリティに加わった一方で、定時ニュースや天気予報を内包しないスタイルに戻した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ネットワーク1・17」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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