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ネットワークインフォメーションセンター(NIC)は、インターネットの Domain Name System の一部を担う組織である。ドメイン名レジストリ(domain name registry)と呼ばれるトップレベルおよびセカンドレベルのドメイン名のデータベースを維持管理し、ドメイン名からIPアドレスに変換するためのゾーンファイルを生成する。各トップレベルドメインにはそれぞれの NIC が存在し、ドメイン名割り当ての方針を制御し、トップレベルドメインを技術面で運営している。なお、NICをレジストリとも呼ぶ。レジストリとレジストラは区別されることもある。 ドメイン名の管理は階層構造になっており、ルートサーバ内のデータを管理することでDNSツリーのトップを管理しているのが Internet Assigned Numbers Authority (IANA) である。IANAはまた、国際的機関の使用する .int やプロトコル管理用途の .arpa、root-servers.net といった重要なゾーンを運営している。 IANAは他の全てのドメイン名の権限を地域インターネットレジストリやベリサインなどの他のレジストリに委譲している。 国別コードトップレベルドメイン (ccTLD) の権限は、ドイツではDENIC、イギリスではNominet、日本ではJPNICなど、国別インターネットレジストリに委譲されている。なお、日本ではドメイン名登録の管理業務はJPNICから日本レジストリサービスに移管され、NICとレジストリが分離されている。 == 運営 == 一部のNICは政府が運営している(例えば、スリランカの ''nic.lk'' など)。また、複数のインターネットサービスプロバイダが共同運営している場合 (DENIC)、非営利団体が運営している場合 (Nominet) などがある。アメリカの場合 (''nic.us'') のように営利企業が運営する場合もある。 割り当てられたドメイン名は、WHOISシステムおよびDNSサーバ経由で検索できるようNICがドメイン名レジストリに登録する。 スイスのSWITCHのようにNIC(レジストリ)が直接ドメイン名を販売することもあるが、多くの場合NICとドメイン名販売は分けられている。例えば、.com TLD はベリサインに公定価格で「卸売り」され、個々のレジストラ(ローカルインターネットレジストリ)がベリサインから購入して一般に販売している。 ドメイン登録料はレジストラによって異なる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ネットワークインフォメーションセンター」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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