|
インターネット依存症(インターネットいそんしょう、インターネットいぞんしょう、Internet Addiction Disorder、IAD)とは、日常生活に干渉をおよぼす程度の、インターネットへ過剰に依存した状態をさす。 == 概説 == 1994年頃からゲッツバーグ大学臨床心理学者キンバリー・ヤング(Kimberly S. Young)により、インターネットの利用が及ぼす影響について、「精神障害の診断と統計マニュアル」(DSM-IV)〔アメリカ精神医学会が作った診断基準〕を基に精神疾患にあたるかの調査が行われていた。これらの研究結果から名称された行動的依存症である。 臨床的には、賭博依存症と平行な位置づけである「特定不能の衝動制御の障害」に分類され、DSM-IV(精神障害の診断と統計マニュアル)をもとに診断される〔『インターネット依存および携帯メール依存のメカニズムの検討』P176〕。 キンバリー・ヤングやインターネット依存症を精神疾患と考える研究者たちは、インターネット依存症を次版のDSMであるDSM-Vに含めるように請願活動を行っていた。そうすることで、保険会社がインターネット依存症のカウンセリングのための支払いを行うようになるとされている。だが、インターネット依存症は実際の障害ではなく、これをDSM-Vの精神疾患として分類するべきではないとする主張もあった。 しかし、2008年アメリカ医療情報学会(ANA)は「インターネットおよびビデオゲーム中毒」を分類に入れ、正式な診断名とすることを推奨した 〔日本労働研究雑誌『IT化とストレス』2011年4月号 P34〕。 結果として、DSM-Vでは「今後検討すべき診断名」として盛り込まれることとなった〔『推計500万人、ネット依存の「治療」 リアル人間関係が鍵』毎日新聞 2012年11月13日 東京夕刊〕。 かつては、インターネット嗜癖とも言われた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「インターネット依存症」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Internet addiction disorder 」があります。 スポンサード リンク
|