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ノリタケ伊勢電子[のりたけいせでんし]
ノリタケ伊勢電子株式会社(ノリタケいせでんし、''NORITAKE ITRON CORP.'' )は 三重県伊勢市に本社を置く電子デバイスメーカー。ノリタケカンパニーリミテドの子会社の一つであり、その電子部門に位置づけられている。主力製品は蛍光表示管(VFD)であり、小型電光掲示板や産業用機器のディスプレイ などに用いられている。また、技術力に優れる開発志向型の企業であり、真空電子技術をベースに、要素技術、高精細技術、半導体、さらに、ディジタル、ネットワーク技術を組み合わせたユニークな技術を持つ。特許等、多数の知財権を有し、SID(米国電子表示協会) 賞や科学技術庁長官賞などを受賞している。 農村の広がる伊勢市で創業し、現在も本社、開発部門や工場を置く異色の電子部品メーカーで、伊勢市周辺の工場で世界の先端技術市場に向けた商品企画、研究開発ならびに生産を行う。創業以来、積極的に技術者を欧米へ海外駐在させ、提案型ビジネスにより輸出比率80%という特色を持つ。「地方において世界に通用する技術者を育成する」という創業者中村の想いが実現され、地元より欧米における知名度が高いという企業になっている。 == 創業の経緯 == 創業者の中村正(元・名誉会長、工学博士)は川西機械製作所(後に神戸工業に社名変更、現在は富士通テン)の技術部でブラウン管、表示機器の研究・開発に携わっていたが、会社が富士通に吸収合併されブラウン管部門は消滅する見通しとなった。これを契機に、中村らは低電圧で発光する表示素子、蛍光表示管を考案。京都研究所に技術者ら12名を集め、完成度を高めるとともに、1966年に中村は出身地の伊勢市に伊勢電子工業株式会社を設立した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ノリタケ伊勢電子」の詳細全文を読む
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