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ノルト・ダービー(独 : Nordderby、英 : North derby)は、ドイツのハンブルクに本拠地を置くハンブルガーSVとブレーメンに本拠地を置くヴェルダー・ブレーメンの間で行われるサッカーの対戦のことである。ドイツではバイエルン・ミュンヘンが他クラブを圧倒する実績を誇っているため、北ドイツの覇権を争う戦いとしてこのダービーが存在する〔「欧州と南米を熱狂させるダービー GERMANY BUNDESLIGA」 footballista、ソルメディア、14頁、2010年10月8日号〕。 == 歴史 == ハンブルガーSVは同じくハンブルクに本拠地を置くFCザンクト・パウリともライバル関係にあるが、ザンクト・パウリFCは創立以来ほとんどの期間を下部リーグで過ごしているため、ハンブルク・ダービーが行われることは稀である。そのため、ハンブルクとブレーメンは95kmも離れているにもかかわらず〔、ハンブルガーSVの最大のライバルはヴェルダー・ブレーメンとみなされている。試合日には両クラブのフーリガンの衝突を防ぐために警官が増員される。 1927年にブレーメンの本拠地でダービーが初開催され、その試合はアウェーのハンブルガーSVが4-1で勝利した。1963年にブンデスリーガが創設されると1シーズンに2度のダービーが行われるようになった。1980-81シーズンはブレーメンがツヴァイテリーガ(2部)に在籍したためにダービーは開催されていない。1982年、ハンブルガーSVのサポーター集団であるザ・ライオンズ(the Lions)によってひとりのブレーメンサポーターが襲撃され、彼は怪我のために翌日に死去したが、これはサッカーにおける暴力が原因のドイツ初の死者であった。他都市のダービーマッチと同様に、ダービーの根底にはハンブルク市とブレーメン市のライバル関係がある。 2008-09シーズンには18日間に4度のダービーが行われた。ブレーメンはリーグ戦で中位に位置し、5シーズン連続で獲得していた欧州カップ戦出場権を失う可能性があったが、対照的にハンブルガーSVは26年ぶりのリーグ優勝に挑戦していた。さらに、両者はともにDFBポカールとUEFAカップで準決勝に勝ち残っていた。2009年4月22日、DFBポカール準決勝は120分を終えて1-1の同点であり、ダービー初となるPK戦(4-2)でブレーメンが勝利した。4月30日にはUEFAカップ準決勝が行われ、アウェーのハンブルガーSVが1-0で勝利して貴重なアウェーゴールを持ち帰った。5月7日のセカンドレグではハンブルガーSVが先制し、勝ち上がりに王手をかけたが、そこからブレーメンが3点を奪取して3-2と逆転し、アウェーゴール差でブレーメンが決勝に進出した。5月10日にはリーグ戦で両者が対戦し、ブレーメンが2-0で勝利したため、ハンブルガーSVの優勝の望みは実質的に潰えた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ノルト・ダービー」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Nordderby 」があります。 スポンサード リンク
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